介護士のスキルアップ

介護士のお悩み解決!介護施設で役に立つイベント企画の考え方

どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。

医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。

宜しくお願いいたします。

 

それでは本題です。

介護施設などの介護現場で行う大切な一つとして、

ご利用者の方に楽しんで頂くためのイベントや催し物があります。

フロア全体で行うイベントを開催する際には

それに伴う企画を立案する必要があり、

「楽しんで頂くためには、何をすればいいのか?」

と悩みを抱えている介護士さんも多いので無いでしょうか。

 

今回はそんな悩みを解決する

『介護施設で役に立つ企画イベントの考え方』

についてのお話をします。


まずイベントを何の目的で行うのか明確にしていく

介護施設で行うイベントなどの企画では、

ただ単にご利用者の方(高齢者の方)に楽しんで頂くことだけが目的ではありません、

何を目的にそのイベントを行うのかを明確にする必要があるのです、

例えば「コミュニケーションの活性化」「脳の活性化、使っていない筋肉への刺激」

「普段は行わない発声の促し」「季節を感じてもらう」「外気にふれること」などなど、

目的をまず考えたうえで、何をしようかと考えていく方が

イベントの立案がスムーズに行えます。

 

ではイベントの種類には

具体的に何があるのかを目的と共に紹介をします。

イベントの種類には何があるのか?

①外出系

まず最初に分かり易くあるイベントで外出関係があります。

外出系イベントの目的は、

普段機会の少ない外出を行うことで社会との繋がりを感じたり、

外気に触れることによる身体的・精神的なリフレッシュの効果があります。

また春のお花見などは季節を感じて頂くことできます。

例として

・動物園、水族館、お買い物、工場見学ツアー、お花見ドライブなどがあります。

②脳の活性化系

次に脳の活性化関係のイベントがあります。

普段は行わない脳を活性化させるイベントでは老化予防、認知症予防に繋がります。

例えば、クイズ大会、季節の飾り作り、工作、絵画の会などがあります。

③筋肉の活性化系

筋肉の活性化させるイベントはADL維持と向上に繋がります。

また内容によっては、他者とのコミュニケーション作りにも繋がります。

例えば、運動会、カラオケ大会、などがあります。

④季節を感じる系

季節を感じる系のイベントでは、

外に出る機会が少ないご利用者が季節を感じるきっかけに繋がります。

季節を感じるという事は脳にも刺激を与えて認知症進行の予防にも繋がります。

例えば、七夕飾りつけ、書初め大会、年賀状作り、暑中見舞いはがき作りなどがあります。

⑤食事系

食事関係イベントは普段とは違う季節に合った食事を摂って頂くことで五感を刺激して頂けます。

食欲とは人間の生きる意欲にも繋がります。

例えば、春のスイーツ、夏のかき氷作り、スイカ割り、秋のお鍋パーティ、お菓子作りなどがあります。

⑥コンサート系

フロアで行うコンサートはご利用者の移動が最小限で済み、

参加がしにくいご利用者であったり、目が見えにくかったり、介護度が高く手先を使った

レクリエーションの参加が難しい方にも参加をして頂けます。

例えば、コーラス、ギター演奏など

コンサート関係はボランティアさんであったり、有料の方に依頼をする必要もありますので

少し手続き上手間がかかってしまいますが、外部のプロの方と触れる機会にもなり新鮮な気持ちになります。

 

イベントにどのような種類や内容があるのかを理解したうえで

実際に企画書を作成する際、どのような手順で行えばよいのかを説明します。

うまくいくイベント企画書の書き方

①イベント名と内容・目的を記入する

施設によって企画書のフォーマットがあるかと思います、

フォーマットに沿って時期や目的に沿ってイベント名・内容・目的を記入していきます。

参加予定者や、その方のケアプランも参考にしつつ目的を選んで選んでいきましょう、例えば絵画が好きな方であれば美術館ツアーがいいかもしれません。

また過去の実際に行った企画を参考にして考えることも良いでしょう。

目的記入の文例としては

「ご利用者同士が楽しい時間を共有することで、協調性を深める」

「季節を感じることで脳を刺激し、昔の記憶を思い出してもらう」

「季節の飾りつけを行うことで、季節を感じながら認知症の進行を防止する」

②フォーマットを埋めていく

先述したように施設に応じた企画書のフォーマットがありますので、

そのフォーマットに沿って内容を埋めていきましょう。

例えば、実施予定日時、所要時間、対象者、準備物、注意事項、家族連絡等

出来るだけ具体的に記入していきましょう。

注意点として、食事イベントなどではご利用者の嚥下状態に応じた食事形態についても考えなければいけませんので、安全にイベントが遂行できるように看護師や管理栄養士との連携も必要です。

また日時についても、出来るだけ他の行事がない、可能な限り何も無い日時間帯を選択する必要もありますのでそのフロアの上司にも相談をしていきましょう。

③配置表やタイムスケジュールを作成する

開催日までのタイムスケジュール(物品の準備、家族への案内など)、

当日のタイムスケジュールを作成する必要があります。

また食事イベントなどでは、職責の配置表であったり、外出をするさいはバス内の配置表も必要となります。

そのイベントに応じた、担当スタッフ以外も周知ができるような工夫が必要です。

 

このように目的に沿ったイベントを立案し、具体的な内容を

企画書に埋めていければ、イベントが成功するはずです。

楽しいご利用者さんの意味のあるイベントにしていきましょう。

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しかしながら、介護士がいくら頑張っても

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介護求人に特化した転職サイトですので、

是非活用して転職に活かしてみてください。

さいごに

今回は『介護施設で役に立つイベント企画の考え方』についてお話をしました。

まずイベントを何の目的で行うのか明確にしていく必要あり

目的に沿ったイベントの種類については

①外出系

②脳の活性化系

③筋肉の活性化系④

季節を感じる

⑤食事系

⑥コンサート系

があります。

そして、うまくいくイベント企画書の書き方については

①イベント名・内容・目的を記入する

②フォーマットを埋めていく

③配置表やタイムスケジュールを作成する

といった内容でした。

普段の業務を行いながらイベントの企画を考えたり、実際に企画を成功させていく事は

本当に大変で骨の折れる事でありますよね。

くれぐれも無理をしないように適度に共に頑張っていきましょう。

今回もありがとうございました。



ABOUT ME
takezo
元営業マンの15年超現役介護福祉士。「良い介護をするには、介護士に笑顔を!」をモットーに介護士がうまくいく方法や考え方を発信しています。【経歴】大学卒業後に営業職を経験し介護士へ転職⇒介護老人保健施設や有料老人ホームでフロアリーダーを経験。介護士の人生が豊かになることを望んでいます。
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