どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。
医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。
宜しくお願いいたします。
それでは本題です。
介護の仕事は変則勤務が殆どで
早出・日勤・遅出・夜勤といった勤務形態があります。
その中には日勤リーダーという仕事があり
日勤リーダーは重要な役割なため
「その日を統括できるかが不安だ!」
「日勤リーダーは出来ればしたくない!」
と不安や悩みを抱えている方も多いかと思います。
今回はそんな悩みを解説する
『介護士 日勤リーダーの仕事を上手く回す方法』
についてお話をしたいと思います。
Contents
介護士の日勤リーダーとはそもそも何をするのか?
まず介護士の仕事にある日勤リーダーとは何をする仕事なのかを簡単に例えて言うと、
飲食店やコンビニ店などには店長が居ますが、不在の際の店長代理のようなお仕事であります。
介護のお仕事にはフロアリーダーやフロア主任のような役職がありますが、
常に在中しているわけではありません。
常にフロアリーダーが仕事内容を統括していければいいのですが、
24時間体制の介護のお仕事では、それは困難を極めます。
そこで必要なのが、その日の勤務を統括する仕事の日勤リーダーです。
日勤リーダーとは誰でも行える仕事ではなく、
ある程度の介護経験や状況に応じた対応が出来るか、またはリーダーシップをとれるのか
などの介護士としての資質を見て出来そうな介護士さんに一任します。
ある程度日勤リーダーの事についてご理解を頂いたうえで、
具体的な日勤リーダーについての役割について紹介をします。
介護士 日勤リーダーの役割とは
①1日の業務の流れを把握
まずはじめに挙げるのが1日の業務の流れを把握するといった内容です。
1日のご利用者の生活やスタッフの業務が滞りなく遂行していくように、
その日1日に何があるのか
例えば入浴人数、イベントの有無、外出や受診の有無、カンファレンスの時間など
1日の業務の流れをしっかりと把握をしておきます。
またその日1日で何があったのか等重要な事項についての把握をしておき
夜勤者に正確に申し送りを行うという役割もあります。
②スタッフのまとめ役&司令塔
つぎにスタッフのまとめ役・司令塔のお仕事です。
各スタッフが動きやすいように、働きやすいように
スタッフに指示を出してスタッフをまとめていきます。
③看護師や他部署との連携役
介護をおこなう上で重要なのが看護師など多職種との連携です。
ご利用者の身体状況などに変化があった際などについて、
看護師や他部署スタッフへ連携・相談をしていく役割があります。
その日を統括するわけですので、他のスタッフからの報告などを元に
必要に応じて看護師などに連携を行っていく必要があります。
④家族との窓口
介護施設で働いていると、ご利用者のご家族が来訪されたり
電話連絡があったりすることが多くあります。
窓口として基本は日勤リーダーが対応を行う必要があり、
必要に応じて看護師や他部署に確認し返答しなければならない内容もありますので
重要な役割といえるかと思います。
⑤検討事項についての決定を下す
ご利用者の介護方法など検討事項については
その日のメンバーで話し合う(カンファレンスを行う)こともあり、
決定できるないようの検討事項であれば決定を下していく必要があります。
これは難しい部分でもあり、現場レベルでは決定することが困難
と思われる事項については上長に再度相談する必要がありますので、
しっかりと考えて見極める能力や判断がいります。
ではこれまで日勤リーダーの役割について紹介しましたが、
実際に日勤リーダーをしなければならない状況、または現在しているという方もいると思いますが
どうすれば日勤リーダーとしてフロア・現場を回していけるのか?
日勤リーダーを上手く回す為の方法について紹介します。
日勤リーダーを上手く回す為の方法
①情報収集による状況把握を行う
何事も情報収集が大切です。
情報収集をすることで状況把握と状況判断が的確におこなえます。
介護のお仕事はご利用者の状態も毎日変化があり
多大な情報量がありますが、記録や他スタッフの情報源を頼りに
しっかりと情報収集に努める必要があります。
また日勤リーダーでは介護日誌の作成や、事故報告書の評価など
細々した事務的な仕事もありますので
どのような手順でおこなうのが正しいのか
しっかりとマニュアルを確認し、必要時には後輩介護士さんに教える必要もあります。
②他スタッフに仕事を公平に分担し仕事を振る
よくありがちなのが、日勤リーダーが何でも抱え込み
他スタッフに仕事を振れていないという状況です。
これは、若手の介護士さんに多いかもしれませんが、先輩介護士さんに
気を使ってしまい仕事が触れない状態になっていることが原因です。
日勤リーダーを任されているのですから、先輩・後輩関係なく
日勤リーダーとして仕事を公平に分担し、空いているスタッフ
いけそうなスタッフを見極めてしっかりと仕事を割り振らなけらばいけません。
依頼の仕方も重要ですので、相手が仕事をしやすい
気持ちよく仕事を引き受けられる声掛け・指示の出し方が必要です。
③他スタッフとのコミュニケーションをしっかりと取る
日勤リーダーは他スタッフとのコミュニケーションが大切です。
情報が不足なく伝達・申し送りをしていくためには
数多くの情報を得ておく必要があります。
これは介護士に限ったことではなく、看護師、生活相談員、理学療法士との
コミュニケーションも必要ということです。
大切な情報源ですので、できるだけ自分から積極的に話しかけるようにしておきましょう。
④優先順位を常に考えて丸く収める
優先順位を常に考えることも必要です。
何かやらないといけないことが同時に起こった際に
何を先にするべきかを判断し実行するスキルが必要です。
例えば入浴介助の時間帯に、別の場面でご利用者に急変があったとします、
その際には入浴介助は最低限にして速く切り上げてもらい
ご利用者の急変対応に強化をするなどの判断・対応が必要となります。
ご利用者の生活を最優先に考えて、優先順位を持って
どうすれば穏やかに安全に1日が丸く収まるのかを考え・判断していくとよいでしょう。
⑤完ぺきを求めない!!
最後の内容として私が1番重要にしているのは
完ぺきをもとめない!!ということです。
これは意外と難しい事なのですが、
介護の仕事は毎日同じということは一切ありません。
なので毎日何かしらの変化があります。
何もかもを完ぺきにこなすことに越したことは無いのですが、それは不可能であると断言できます。
なので、その日1日1日のできる事をしていけるようにしていきましょう。
ある程度の心・体のゆとりがないと良いケアはできないと思っています。
ご利用者の生活の安全を最優先に考えさえいれば
多少できていないことがあっても大丈夫です
自身を持って日勤リーダー業務を行っていきましょう。
日勤リーダーには色々な資質を求められ大変な役目かもしれませんが、
任されているという仕事へのやりがいにも繋がりますので
ぜひ上記方法を意識して取り組んで頂きたいかと思います。
職場に恵まれなければ転職を考えよう!
とは言っても介護現場・職場に恵まれないといった状況もあるかもしれません、
そのような時には働きやすい、今よりも良い環境への転職を考えましょう。
そんな時には転職をおすすめします。
探す場合には介護専門の転職サイト・エージェントの活用をおすすめします。
おすすめする転職サイト・エージェントは
1つ目が『きらケア介護求人』
介護の仕事は一人で出来ないからこそ、【きらケア】さんは一緒に働く人との相性を大事にしています。給与などの労働条件だけでなく、職場の雰囲気とも合うことを重視した転職のサポートをしてくれます。気の合う仲間と働くことで仕事のストレスを軽減し長期的に働く、はたらく時間をより良いモノに変える転職に全力で注いでくれます。
2つ目が『しろくま介護ナビ』
残業が少なく、有休がとりやすい、名前のように「ホワイトな求人」を取り扱っている転職支援サービスです。コーディネーターの方が求人者と一緒に二人三脚で笑顔になれる職場をさがしてくれます。
3つ目が『かいご畑』
かいご畑さんで掲載されている派遣求人で就業が決定した場合には、介護の資格講座が0円になる「キャリアアップ応援制度」が利用できるのが特長です。介護資格が無い方から、介護経験者まで幅広い方が対象になっており介護士さんにとって優しい介護専門転職サイトです、こちらもコーディネーターの方が一緒によりよい条件に合った職場を探してくれますよ。
介護求人に特化した転職サイトですので、
是非活用して転職に活かしてみてください。
さいごに
如何でしたでしょうか?
今回は『介護士 日勤リーダーを上手く回す為の方法』についてお話をしました。
介護士 日勤リーダーの役割とは
①1日の業務の流れの把握
②スタッフのまとめ役・司令塔
③看護師や他部署との連携役
④家族との窓口
⑤検討事項についての決定を下す
(※ただし重要事項は上長へ相談し決定を委ねる)
といった内容ですね。
そして日勤リーダーを上手く回す為の方法は
①情報収集による状況把握を行う
②他スタッフに仕事を公平に分担し、仕事を振る
③他スタッフとコミュニケーションをしっかりと取る
④優先順位を常に考え、丸く収める
⑤完ぺきを求めない!!
ということです。
介護の仕事は毎日身体も心も酷使するため大変ですが、その分遣り甲斐もありますよね。
介護士さんの人生が豊かになるように
これからも無理をせずに適度に一緒に頑張っていきましょうね!!!
今回もありがとうございました。