介護士の転職

未経験からの転職で気になる介護職のメリットとデメリット

どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。

医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。

宜しくお願いいたします。

 

それでは本題です。

2022年現在はコロナ渦における

日本経済の落ち込み真っ只中!

悔しくも仕事が無くなるなどして

新たな仕事へ転職をしようと

お考えの方も多いのでは無いでしょうか?

その中で候補にあがるのがいつでも人手不足な業界です。

 

それが介護業界!!

介護業界は他の業界に比べて転職成功へのハードルがとても低いです。

しかし、いくらハードルが低いからと言って

安易に介護業界に転職してしまうのはリスクがあります。

今回は介護職への転職を考えている方に向けた

『未経験からの転職で気になる介護職のメリットとデメリット』

についてお話をします。


介護業界への転職は他業界よりも成功がしやすい!

まずはじめに

コロナ渦における不景気の中で仕事が無くなり

転職が思うようにいかずに困っている方も多いと思います。

転職先として介護職を検討している方もいるのではないでしょうか?

現在も介護士として働いている私からもしても

介護士は引く手あまた!

現場は介護士を欲しています!

それぐらい介護業界は人手不足でありますから

介護職への転職はかなりハードルは低いといっても

過言ではありません。

ハッキリ言います!

介護業界への転職は他業界よりも成功しやすいのです!

 

しかしながら

いくら介護業界が人手不足で転職に成功がしやすいからといって

誰でも介護士へ転職し続くわけではありません。

『こんな筈じゃなかった』となり、直ぐに辞めてしまうことは大いにあり得ます。

転職する本人にも受け手の介護業界にもよくないことです。

 

私がこれから挙げる介護職のメリットとデメリットを見比べて

よくよく考えて

介護職への転職を検討して頂きたいかと思います。

 

介護職のメリット

①今後も需要が上がり仕事は無くならない

最大のメリットは介護の仕事は需要が非常に高いということ。

仕事はいくらでもあり今後IT化が進み

他の仕事が機械にとられて無くなっていく中でも

介護の仕事は絶対に無くなりません。

むしろ団塊の世代が高齢者になることにより

需要は今後高くなる一方です。

②決して高くは無いが一定の給料(平均年収350万円程度)は得られる

介護士の給料は常勤(正社員)で平均年収350万円程度です。

2019年調べではありますが、

日本における平均年収は436万円です。

介護職の年収は平均よりも低いですが、

多くを求めさえしなければ一定の安定した給与を得ることが可能です。

株式会社系列では親会社の経営状況に多少左右されることがありますが、

大幅に下がることはありません。

決して高くはないが一定した給料を得られることは

この不景気下において大きなメリットです。

派手な生活をしない方や支出が低く節制した生活が送れる方には

十分な給与であるという見方もできます。

③平日に休日であることが多く動きやすい

介護職は一般的にシフト制を敷いていることろが殆どです。

デイサービスにおいても入所系の施設においても同じです。

特に介護士の多い入所系の施設では24時間体制であるため

土日関係なく休日がシフトに割り振られます。

そして一般的には希望休というものが存在し

月に3~4日程度の休み希望を申し出ることが可能です。

ですから毎週土日どちらかでも休日にしたい場合は希望できます。

その上でメリットとして挙がるのが

平日が休みであることが多いという事!

平日はどこにいくにしても非常に動きやすく効率的です。

デパートやテーマパークなどに行っても空いていることが殆どで、

平日なので区役所も空いています。

土日が休日固定ではないというデメリットの反面、

裏を返せば平日に動きやすいというメリットにもなるのです!

④資格を取得しスキルアップが出来る

未経験で転職をしたとしたら取るべき資格がいくらかあります。

人によって違いますが例に挙げると

・介護職員初任者研修…介護の基礎知識があることを証明する入門資格

・介護福祉士実務者研修…介護職員初任者研修の上位にあたる資格

・介護福祉士…介護職唯一の国家資格

・介護支援専門員…よく聞くケアマネジャーのこと。ケアプランを作成します。

他にも色々とありますが未経験から順番に取得したい資格は

上記になるかと思います。

資格をとることで少ないですが給与アップにも繋がります。

資格を取得しスキルアップできることは

モチベーションのアップにも繋がりメリットとなります。

⑤大変ではあるが介護の仕事はやりがいがある

最後のメリットは介護職のやりがいについてです。

介護職は夜勤や入浴介助もあり肉体も疲弊していくし

多少の怒りや悲しみなどの感情を押し殺して利用者に対応しなければいけない

いわゆる感情労働ともいわれています。

だからとても大変!!

しかしですよ!しかし!!

介護にはやりがいがあるのです!

やりがいとは一言では言い表せませんが

私の中では利用者さんと些細なこと

馬鹿な事でも一緒に笑い合える

あの瞬間がとても好きなのです。

その瞬間があるから大変でも今まで続けてこられています。

これは介護という仕事にしかありません!

人によって仕事のやりがいはそれぞれかもしれませんが、

介護のやりがいは十分に転職のメリットと考えています。

 

そして!

逆の気になるデメリットについてです

介護職のデメリット

①一定の給料は得られるが大幅な給料UPは望めない

メリットでも説明した給与面についてですが、

これは逆をいえば完全にデメリットです。

社会構造として大きく介護報酬に依存している部分が大きく、

介護報酬は大幅に増減をすることはありません。

つまり給与の財源が決まっているため

大幅な給与UPが期待できないということなのです。

介護業界で大きく給料を稼ぎたいという方には

ちょっと希望が持てない業界といえるでしょう。

②肉体労働・感情労働で正直しんどい

先ほど説明したように介護という仕事は

入浴介助や夜勤などで身体を酷使する肉体労働であり、

怒りや悲しみなどのあらゆる感情をコントロールして働く感情労働

とも言われています。

そのため自律神経も乱しやすいし

肉体的にも精神的にも疲弊をきたしやすいのです。

肉体的にも精神的にも不安がある方には難しいかもしれません。

③シフト制の為、土日が休み固定ではない

平日が休みというメリットの反面

土日が休日固定でないのはデメリットと感じる人も多いです。

お子さんがいる方やどうしても休みが土日でないと困る方、

これまでカレンダー通りの休みで働かれていた方は

少しネックになるかと思います。

また24時間体制のため正月休みも特にありません。

私は正月時期が1番辛く感じます。

利用者の方と1年のはじめをお祝い出来る事は素晴らしい事ですが、

おめでたい正月に家族と過ごせずにあくせく働いていると

社会から取り残された感覚になり少し悲しく感じます。

やはりカレンダー通りでないシフト制の勤務はデメリットではあります。

④変則勤務である為、体調を崩しやすい

入所系での施設で働く場合

必ずと言ってよいほど

早晩・日勤・遅番・夜勤

という勤務形態が存在します。

起きる時間も寝る時間もバラバラになりがちですので

非常に体調を崩しやすい。

特に夜勤は2時間程度の仮眠時間ですので

身体がボロボロになります。

やはり人間

日中はしっかり起きて

夜間はしっかりと休息する

というのが本来のあるべき姿なのです。

それに逆らうわけなので

体調は崩します。

私も年に何回か疲れから扁桃腺を腫らし高熱を出してしまいます。

※夜勤をしているスタッフは年に2回の健康診断があります。

⑤介護は理想論だけでは上手くいかない

介護の仕事をしていると

「こういう介護をしたい」「ああいう介護をしたい」

といった介護観というものが生まれます。

例えば

利用者さんにゆっくりと寄り添う時間を作りたい!

安全安心な食事介助に力をいれていきたい!

元気に過ごしてもらう為にアクティビティの充実を図りたい!

などなど。

しかしながら介護業界は人手不足が慢性化しており

そんなにうまくいきません。

理想に近づけることは出来ますが

理想と現実に帳尻を合わせながら調整しなければいけません。

現実という壁にぶつかり

こんなはずではなかったと介護職を辞めてしまう方も多いです。

 

介護職への転職は成功しやすいが注意が必要!

いかかでしたでしょうか?

介護職への転職は

メリットがあれば当然デメリットもあります。

何事に対しても同じだとは思います。

メリットとデメリットについてお話をしましたが、

人手不足とこれからの需要を考えても

結論として介護職は未経験の方からも転職がしやすい市場といえます。

しかし、いくら介護職への転職は他業界より有利だといえ

本当に注意が必要です。

転職しやすいからという理由だけで転職をすると

仕事が合わなかったり想像とかけ離れていたりして

すぐに辞めてしまうことに繋がります。

くれぐれも

今の環境や介護職のメリットとデメリット

今後の自分自身の未来を考えた上で選択をしてほしいと思います。

さいごに

メリットとデメリットを踏まえた上で

介護へ転職を希望される場合は

介護専門の転職サイト

転職エージェント会社をおすすめします。

私がおすすめするのは

1つ目が『きらケア介護求人』さん

介護の仕事は一人で出来ないからこそ、【きらケア】さんは一緒に働く人との相性を大事にしています。給与などの労働条件だけでなく、職場の雰囲気とも合うことを重視した転職のサポートをしてくれます。気の合う仲間と働くことで仕事のストレスを軽減し長期的に働く、はたらく時間をより良いモノに変える転職に全力で注いでくれます。


2つ目が『しろくま介護ナビ』さん

残業が少なく、有休がとりやすい、名前のように「ホワイトな求人」を取り扱っている転職支援サービスです。コーディネーターの方が求人者と一緒に二人三脚で笑顔になれる職場をさがしてくれます。


 

3つ目が『かいご畑』さん

かいご畑さんで掲載されている派遣求人で就業が決定した場合には、介護の資格講座が0円になる「キャリアアップ応援制度」が利用できるのが特長です。介護資格が無い方から、介護経験者まで幅広い方が対象になっており介護士さんにとって優しい介護専門転職サイトです、こちらもコーディネーターの方が一緒によりよい条件に合った職場を探してくれますよ。


すべて介護求人に特化した転職サイトですので、

是非活用して転職に活かしてみてください。

 

そしてブラック施設で万が一働いてしまって

どうしても辞めさせてくれない

そんな時には

『退職代行サービス』もあります。

おすすめする転職代行サービスは

『退職代行ガーディアン』

ガーディアンは東京労働経済組合が運営する退職代行サービスです。運営元が労働組合なので違法性なく安心して退職の手続きを代行してくれます。

退職代行サービスは一般企業が運営していることが多いですが、ガーディアンは運営元が労働組合であることが特徴です。一般企業が運営する退職代行サービスと同水準の利用料金の安さの上で、弁護士レベルの確実性と合法性の兼ね備えたサービスを受けることができます。

各メディアにも取り上げられている実績があり、利用実績も急増しています。

それでは

『未経験からの転職で気になる介護職のメリットとデメリット』

を最後まで読んで頂きありがとうございます。

転職に活かしてもられると光栄です。

 

ABOUT ME
takezo
元営業マンの15年超現役介護福祉士。「良い介護をするには、介護士に笑顔を!」をモットーに介護士がうまくいく方法や考え方を発信しています。【経歴】大学卒業後に営業職を経験し介護士へ転職⇒介護老人保健施設や有料老人ホームでフロアリーダーを経験。介護士の人生が豊かになることを望んでいます。
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