どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。
医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。
宜しくお願いいたします。
それでは本題です。
介護士の方で
事例研究発表を行うに際して
「どのように発表をしたらいいのか分からない」
「どう話したら聞いている人に分かり易く伝わるのか?」
とお悩みの人も多いかと思います。
今回はそのような
【介護士の為の事例研究発表のコツ】
についてお話をします。
Contents
事例研究発表で1番たいせつな事
介護の仕事は主にご利用者(高齢者の方)の介助ですが、
それ以外にも、事例研究または症例研究という業務があります。
事例研究とは…
英語ではケーススタディー(case study)と言われています。ある話題について、実際に起こった出来事を手掛かりに詳細を追究していくことであり、事例をもとに研究をすること。
介護業界では一般的に「認知症ケアの取り組みでどのような効果がうまれたか?」や「業務改善に取り組み、どのような変化があったのか?」などなど、様々な題材をもとに仮説ー研究ー結果ー考察を行っていくことです。
そしてその内容について論文を作成し、社内または社外において発表を行います。
事例にしても、勉強会などにしても発表するという機会が明らかに少ない介護職でありますので、
どのように発表するのがいいのか?どうすれば伝わりやすいのか?が分からない介護士さんも多いかと思います。
実際に私もそうですし、緊張もします。
緊張については以前に『介護士 事例発表や勉強会の発表で緊張をしないコツ』といった内容を挙げていますのでご覧いただければ幸いです。
今回は『事例研究発表のコツ』という内容で、発表時にどうすればより分かり易く相手に伝わるかに焦点を当ててお話をしたいと思います。
そして事例研究発表で1番大切な事とは
練習段階でどのようにすれば聞き手に伝わりやすいか、なんども何度も試行錯誤を繰り返すということです。
せっかく一所懸命時間をかけて仕上げた研究論文ですから
発表で相手に上手く伝わらなければ勿体が無いですもんね
ではどうすれば発表が上手くいくのか、
発表でのコツ、練習をする際のコツについて紹介をします。
事例研究の発表で気をつけるポイント
①声に出して練習をする
発表をするに際して、練習段階で必ず声に出しましょう。
声に出すことで些細な点(声や内容、分かり易さなど)に気が付きます。
言葉のつなぎ目がおかしかったり、「えー」という言葉を思わず多発してしまっていたり、
声が出ていなかったり、そういったことに気が付きます。
普段大きな声で発表する機会が少ないですから
もちろん、発声練習にもなります。
また流れが完全に頭の中で把握できないかも分かります。頭で論文内容・発表内容が理解できていれば
声に出す際にもすらすらと流れるように言葉が出ていくはずです。
必ず声に出して練習をしましょう。
②ゆっくりと話すことを心掛ける
大きな声で話すということは基本のきほんですよね。
緊張していたり、慣れないことをするときは自分が思っている以上に早口になりがちです。
これでもかと思うぐらいゆっくり話してみるといいかもしれません。そして一度練習段階で録音をしてみるといいですよ。
自分の声や話し方は自分の耳から聞こえてくるモノと録音で聞こえてくるモノ(聞き手に聞かれるモノ)で意外と違いあり、びっくりするかもしれません。
大きな声でゆっくりと話すことを心掛けましょう。
③簡単な言葉を使う
介護業界ではQOL(生活の質)やADL(日常生活動作)などの略語・専門用語などを使用しがちです、
また分かっているだろうと難しい言葉も使用しがちですが、意外と分かっていたとしても
略語や難しい言葉では、聞き手に伝わりにくくなります。
小学生や全く介護の事を知らない人が聞いても分かるような平易な言葉を使って発表することが望ましいです。
④間(ま)を効果的に使う
発表にはメリハリは必要です。そこで必要なのが「間(ま)」の取り方です。
例えば、「みなさんもご利用者の無理な要望に困られた記憶がありますよね?」と質問を投げかけて、
そのあとに間(ま)をとってみます。
そうすることで聞いている人が間(ま)の中で、内容を思い描くようになり、発表に引き込まれやすくなります。
発表者のペースと聞き手のペースの足並みを揃える意味で「間(ま)」が必要です。
⑤ジェスチャーを取り入れる
聞き手が耳(聴覚)からも目(聴覚)からも情報を得ることで、より分かり易く内容が頭に入りやすくなります。
たとえば「今回3名のご利用者に個別アクティビティを試してみました」と話す際に、
同時に手のジェスチャーで3本聞き手に向けて表します。
そういった単純なな動作を行うことで、聞き手への理解を少しでも手助けしてくれます。
⑥抑揚をつけて話す
話し方のテクニックの他に、気持ちをのせて話す・発表するということも大事です。
情熱・自分の気持ちを持って語り掛ければ、聞き手は発表者の言葉に引きこまれていきます。
どのような気持ちで研究を進めていったのか、ご利用者はその時どのような気持ちであったのか
研究をしてみてよかったのか
しっかりと感情をこめて抑揚をつけることで相手に伝わりやすい発表になります。
⑦質問を投げかけるように話す
常に聞き手と波長を合わすように、質問を投げ掛けるように話していきます。
発表などでは発表者が一方通行で話を展開する傾向にあります。
そこで質問形式を加えることで
「みなさんのフロアではどうですか?」などのように
聞き手と一緒に発表が展開されていくわけです。
必ず質問もそうですが、聞き手の反応を確認しながら話すことが大切です。
発表時の質問も想定しておく
事例研究で心配事といえば
「どんな質問が飛んでくるんだろう」「答えられない質問がきやしないか」
という、発表時の聞き手からの質問だと思います。
発表の練習をしている段階で、発表者の自分自身が
なんでこうなんだろう?などといった疑問を抱くことが出てくるかと思います。
聞き手側もおそらく同じように感じるわけですから
質問を予測し、その解答を準備し回答する練習もしておくと
いざという時に困らず、実際に違った内容の質問があった時でも対応・アドリブが聞くようになります。
なんでも練習・積み重ねで上手くなるはずなので一緒に頑張りましょう。
さいごに
事例研究に積極的に取り組んでいる介護施設、そうでない施設
いろいろとありますが、どうせ働くのであれば
よりよい施設で働きたいですよね。
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そして楽しく、これからも適度に楽しく頑張りましょう。