介護士のスキルアップ

介護士のお悩み解決! ご利用者へイライラしないための方法

どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。

医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。

宜しくお願いいたします。

 

それでは本題です。

介護の仕事をしていてご利用者さんに

ついついイライラしてしまうことはないでしょうか?

私も忙しい時などはよくイライラしてしまいます。

私も含めて介護士の方は皆人間でありますので、

イライラするのは当たり前の事なのですが、

介護というお仕事なので出来る限りイライラというものは制御したいものですよね。

 

今回は、『介護士がご利用者へイライラしないための方法』

についてお話をします。


まず介護士がイライラしてしまうのが当たり前の事として受け止める

では最初に、皆さんは介護の仕事をしていて

どんな時にご利用者さんにイライラしてしまいますか?

私は夜勤中にナースコールが重なったり、

ご利用者さんに無理難題な要望を言われた時、

他のスタッフさんが動いてくれずに自分ばかりがご利用者さんの介助を行っている時

などについついイライラが増してしまいます。

他にもあるかと思いますが私がイメージするのはこんなところです。

 

しかし、冷静に考えてみるとこれは【表向きなイライラ】はご利用者さんに対してかもしれませんが、

【本当のイライラ】の原因は、夜勤中である介護士の不眠や夜勤業務の不安など自律神経の乱れであったり、

人員不足でゆっくりと介護士がご利用者の話を聞ける環境が整っていない事が原因であったり、

介護士などスタッフ同士の連携の緩慢さが原因だったりとするのです。

なので、何が言いたいかというと

必ずしもご利用者が原因でイライラしていているのでなく、

イライラしてしまう原因にはその背景に問題があるという事なのです。

まずはイライラのメカニズムを理解しておくことが大切です。

 

イライラのメカニズムを理解しイライラの根源である

人員不足や介護士の自律神経の乱れを解消できれば

イライラは最小限に抑えられ介護の質もあがります。

人それぞれにイライラを抑えるための容量(キャパシティ)は異なりますが、

必ず大なり小なり介護士はイライラをしてしまうものです。

 

そのことをご理解いただいた上で

イライラを解消する方法について紹介をしたいと思うのですが、

先に介護士さんがイライラしてしまう原因についてお話をします。

介護士がイライラしてしまう原因

①夜勤や人員不足で介護士に負担が掛かり過ぎている

これは肉体的ストレスや心理的ストレスが大きく関与しています。

ただでさえ人の少ない夜勤や人員不足で十分な人員配置がなされていないと、

介護士への負担は増してしまい肉体的にも精神的も疲弊をきたしてしまいます。

そんな肉体的・精神的にも負担が掛かっている状態で

ご利用者さんからのナースコールや要望が強くなってしまうと

介護士はついイライラを増してしまい普段は言わない嫌事を言いそうになってしまいます。

日中の介護士が充足している状態では冷静に対応できているのに

夜勤などでイライラしてしまうというのは

介護士にプレッシャー・負担がかかりすぎていることが悪いのです。

②生活リズムの悪化や精神的ストレスで自律神経が乱れている

夜勤などの変則勤務がある介護士さんは生活リズムがどうしても乱れてしまいます。

人間は日中は活動して夜中は休息するというリズムの中で

自律神経を正常に保ちながら生活をしています。

昼夜逆転や食生活の乱れがあると、自律神経の乱れにも繋がり

普通ならイライラしないことでもついついイライラしてしまう傾向にあります。

たとえばご利用者さんに限らず他の介護士さんから

「○○さんの排泄介助終わりました?」などと何気なくされた質問に対しても

「まだ出来てないんですか?」と言われたかのようにマイナスに捉えてしまうこともあります。

自律神経を整えるというのは非常に大事というわけです。

③環境などの変化

人間はあらゆるものがストレスに感じてしまいます。

ストレスには悪い事が目立ちますが、良いストレスももちろんあります。

イライラを増長させてしまうのは悪いストレスであり、

介護士自身の異動や、介護施設の組織の変革や新しいご利用者の入居など

新しい事が加わるとどうしてもそれがストレスになってしまいます。

ストレスに強い人はそれをプラスに変えていく事ができるのですが

私も含めて大体の介護士さんは「面倒くさい、これからが大変だ」などの

マイナスに働いてしまいます。

そのような変化があり精神状態が安定していないと

ご利用者の何気ない一言や行動について

悪気無くついついイライラしてしまうというわけです。

 

限られた人数で回している夜勤などでは人を増やすことは難しいかもしれませんが、

イライラを解消する方法は他にもあります。

そこで今回皆ができるイライラ解消方法を紹介します。

介護士がご利用者へイライラしないための方法

①自律神経を整える訓練をする

まずイライラしないためには自律神経を整えることが大切です。

自立神経が乱れてしまいがちな介護士さんにおすすめするのは

「良質な睡眠を得る」「運動をする」「メンタルケアができる趣味を取り入れる」です。

 

【良質な睡眠を得る】

自律神経を整えるうえで良質の睡眠を得ることは非常に大切です。

人間の身体は夜間はリラックスモードの副交感神経を優位にし、

日中は活動モードの交感神経を優位にすることでバランスを保っていますので

夜間帯は出来るだけリラックスし良眠することで自律神経が整います。

【運動をする】

介護士の方は日ごろから業務において十分に身体を動かしていると思いますが、

軽い運動のジョギングや筋トレ、またはストレッチを行うことで

自律神経が整うと言われています。

私は実際に筋トレを日課としていますが、「爽快感・達成感」が得られること実感しいています、

また筋トレをすると自己肯定感(自分のことが好きになる感情)

が高まることも最近では証明されており自律神経が整うとされています。

そして仕事中にイライラしてしまった時に自律神経を整える対処法としては

階段を昇降する、トイレに行くなどして気分を切り替えるなどの方法があります。

【メンタルケアが行える趣味を取り入れる】

たとえば、山登り、温泉旅行、カラオケ、釣り、演劇を見に行く、映画鑑賞などです。

人それぞれ違うかもしれませんが、できれば外気にふれる気分転換に繋がるものがいいですよ。

実際に私は釣り、筋トレ、ジョギング、読書などを行っています。

②アンガーマネジメントを理解する。

自律神経を整えていてもナースコールが一斉になったり、

「トイレにいきたい」と何度も同じことを言われたりすると

どうしてもイライラすることもあります。

そんなときに必要なのがアンガーマネジメントというテクニックで、

イライラしたときに即効性のあるイライラ解消方法です。

アンガーマネジメントには

【カウントバック】【深呼吸】【コーピングマントラ】などの方法があります。

 

【カウントバック】

イライラしたら100から7づつ引いていきます。93,86と計算をしていき時を稼ぎます。

2や3ではなく考えないとできないくらいの計算をしている時が過ぎイライラが軽減します。

【深呼吸】

ゆっくりと深呼吸をしてみてください。

鼻から吸って吸いきったら、今度は口からふーっと吐きます。

怒りは交感神経によって起こりますが、深呼吸は副交感神経を優位にします。

ふーっとイライラが抜けていきます。

【コーピングマントラ】

イライラっときたら、落ち着けそうなフレーズを心の中で唱えます。

「大丈夫」でも「焼肉定食」でもなんでも良いです。

言葉を用意しておき、イライラした時の呪文にします。

ぜひ試してください。

③感情を他で吐き出す

ご利用者にイライラしたら一人で抱え込まずに、

ステーションなどのバックヤードや家で紙に書き込むなどの発散をしましょう。

他のスタッフとイライラを共有することで、

もしご利用者に仮に問題がある場合は

他の介護士、管理者を巻き込み問題解決に繋がる可能性もあります。

かならず一人で溜め込み爆発をさせずに少しづづ吐き出すようにしましょう。

 

私もイライラを無くす為に

自律神経に関する本などを参考にさせてもらっています。

その中でも特に役に立った

「睡眠」と「自律神経」の本について紹介します。




とても参考になり読みやすいです。

興味のある方は是非読んでみてください。

職場に恵まれなければ転職を考えよう!

一生懸命イライラをコントロールしながら働いていても

働いている職場に恵まれないということもあります、

そんなときには我慢せずに転職をしましょう。

転職する際には必ず人材コーディネーターがいる

介護転職サイトや介護転職エージェントを活用することをおすすめします、

私がおすすめする転職エージェントについては

1つ目が『きらケア介護求人』

介護の仕事は一人で出来ないからこそ、【きらケア】さんは一緒に働く人との相性を大事にしています。給与などの労働条件だけでなく、職場の雰囲気とも合うことを重視した転職のサポートをしてくれます。気の合う仲間と働くことで仕事のストレスを軽減し長期的に働く、はたらく時間をより良いモノに変える転職に全力で注いでくれます。


2つ目が『しろくま介護ナビ』

残業が少なく、有休がとりやすい、名前のように「ホワイトな求人」を取り扱っている転職支援サービスです。コーディネーターの方が求人者と一緒に二人三脚で笑顔になれる職場をさがしてくれます。


 

3つ目が『かいご畑』

かいご畑さんで掲載されている派遣求人で就業が決定した場合には、介護の資格講座が0円になる「キャリアアップ応援制度」が利用できるのが特長です。介護資格が無い方から、介護経験者まで幅広い方が対象になっており介護士さんにとって優しい介護専門転職サイトです、こちらもコーディネーターの方が一緒によりよい条件に合った職場を探してくれますよ。


できれば複数登録しておくことをおすすめします。

3つともに介護求人に特化した転職サイトですので、

是非活用して転職に活かしてみてください。

さいごに

今回は『介護士 ご利用者にイライラしないための方法』についてお話をしました。

介護士がイライラしてしまう原因としては

①夜勤や人員不足で介護士に負担がかかりすぎている②生活リズムの悪化や精神的ストレスで自律神経が乱れている③環境などの変化

があります。

介護士がご利用者へイライラしないための方法は

①自律神経を整える訓練をする②アンガーマネジメントを理解する③感情を他で吐き出す

介護士がイライラすることは当たり前のことと受け止め

これからも無理をせずに適度に一緒に頑張っていきましょうね。

今回もありがとうございました。



ABOUT ME
takezo
元営業マンの15年超現役介護福祉士。「良い介護をするには、介護士に笑顔を!」をモットーに介護士がうまくいく方法や考え方を発信しています。【経歴】大学卒業後に営業職を経験し介護士へ転職⇒介護老人保健施設や有料老人ホームでフロアリーダーを経験。介護士の人生が豊かになることを望んでいます。
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