介護士のスキルアップ

介護士のお悩み解決!介護施設で新人教育を上手くするためのコツ

どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。

医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。

宜しくお願いいたします。

 

それでは本題です。

介護業界は離職率が高く入れ替わりが激しいため

新人介護士さんに教育や指導・OJTをする

といった機会が多くあります。

「どう教えてよいのかわからなーい!」

と悩んでいる介護士さんも多いかと思います。

 

今回はそんな悩みを解決する

『介護施設が新人教育を上手にするためのコツ』

についての紹介をしていきたいと思います。


介護施設では新人介護士さんに計画的な教育が出来ていない事が多い!

介護施設では新人介護士さんへの教育プログラムがしっかりと備わっていなかったり、

又はしっかりと機能できていないことが多いです。

 

離職率が高く、新人さんが入職してくるケースが多い介護業界において

新人教育とは、とても必要なことです。

しかしながら、介護現場では

「毎日の介護業務などが忙しすぎて新人さんへの教育が行き届かない」や

「教育マニュアルが整えっていないため、どういった順序で教えればいいのか分からない」

といった悩みや苦悩があります。

 

では何故

介護施設・介護現場では新人教育が上手くいかないのか

上手くいきにくいのか?

その原因についてまずは紹介をします。

 

介護施設で新人教育が上手く出来ていない原因

①オリエンテーション(OJT)が機能していない

最初に考えられるのが

オリエンテーションなどの教育システムが無かったり、あっても名ばかりであり

直ぐに新人介護士さんを現場に立たせてしまっていて

事前の研修やご利用者の情報や業務の説明をきちんと

順序立ってできていないことが原因です。

 

何の仕事においてもそうですが、1つの仕事を行うにあたって何故そのような事をするのか

そのような方法で行うのかの根拠や理由というものが必要です。

介護とは特にそういった根拠や理由が必要な仕事であり、

「このご利用者にはこんな理由があって、この介助方法を行っている、この対応を行っている。」

といった説明が必要です。

ご利用者にはそれぞれに既往歴(病気など)や生活歴(趣味や性格など)があり、

その方に応じた対応をしているのです。

それらを説明説明せずに教えてしまうと

新人さんも理解せずに介助を行ってしまう

理由なく介助をおこなうといった問題が発生してしまいます。

②介助方法や業務方法の指導がスタッフ間で統一できていない

次に挙げるのがスタッフ間で教えることが統一できていないというコトです。

これは介護現場でも非常に多いのでないでしょうか?

経験はないですか?

「○○さんにこの介助方法を教えられて実際にやってみたのに、◇◇さんにはやり方が違うと怒られてしまった」

なんてこと。

介護現場では介護士自身がそれぞれ独自の方法で介助を行ってしまっていることが多く

統一してケアができていないことも多いです。

統一したケアが行えていないということは、実際に新人さんに教える際にどの方法を

教えたらいいのか定まらずに、新人介護士さんも困惑します。

介助方法や業務方法はある程度基準を設けて統一させておく必要があります。

③新人さんの進捗状況にスタッフ間で共有ができていない

入職してきて2週間ほど経ったけど、まだ入浴介助をやったことがなかった

服薬介助を説明してもらっていなかったなどの

教える側の新人さん進捗情報共有ができていないという問題。

これは何故おこるのかというと

入職した際に何から教えるのか、対応したスタッフがどこまで教えて

何が出来ていないのかという書面や口頭による情報共有が出来ていないことが原因です。

 

同じことを何度も教えてしまっていては貴重な時間がもったいないですし、

逆に教えていないということはご利用者に情報不足で介助を行わせてしまうというリスクを

与えてしまうことになります。

 

では、

実際にどのようにすれば介護施設が新人教育を上手くすることができるのか

新人教育のためにするべきことを紹介します。

 

介護施設が新人教育を上手にするためのコツ

①教育マニュアルの作成と定期更新

まず取り組むべきは

新人教育マニュアルの作成と定期更新を行うことです。

これは未経験から入職した新人さん用と経験ありの新人さんに分けて作成しておく必要があります。

 

項目順に教える内容を具体的に(ご利用者情報・入浴介助・排泄介助・起床介助・入床介助・介護記録の書き方・事故報告書の書き方などなど)

記載し、先述した進捗情報(どのスタッフがいつ実施したか)を明確にわかるように工夫をすると良いです。

 

またそれに沿って試用期間があるならば、新人さんが独り立ちが出来るのかの見極め期間を設けて

必要であれば本採用が不採用を決める判断基準も必要になってきます。

 

②統一した介助方法や業務手順が教育できるように、日ごろからスタッフ間で統一を図る

次は統一したケア内容を新人さんに教育ができるように、

日ごろからケアを統一しておくことです。

これは日ごろから些細な内容でもケアについてカンファレンスを行い、

ケア内容シートという形でケアの細かな内容を

書面に残しておく必要があります。

 

また、ご利用者のADL(日常生活動作)などの身体レベルが変わり

ケア内容が変わってしまう可能性もありますので

毎月1回というように更新時期を決めておくと

更新漏れがなく継続していく事ができます。

 

③余裕をもって採用を行い、教育指導に時間を掛けられるようにしておく

最後は余裕をもって教育ができる時間を確保していくということです。

スタッフが辞めていくのは突然であることが多く

そこから募集をかけて新人さんを採用していては

スタッフが辞めた後に新人さんを教えてしまう事になり

時間的余裕がなく、しっかりと教育することができなくなります。

 

施設側や事業所側からは人件費の問題などから難しい点もあるかもあしれませんが、

常にプラス1となるように人員確保をしておき

教育指導に時間をかけられるような体制が必要です。

 

これは現場スタッフすなわち介護士が理由・根拠をもって

しっかりとそのことを経営者・管理者へ提案していく必要があります。

 

現場を支えているのは介護士さんなので

しかっりと意見を言っていくことも大切な事です。

そうすることで介護士さんが辞めにくい

良い環境の職場づくりにも繋がります。

職場に恵まれないようであれば転職を考えましょう

ここまで『介護施設が新人教育を上手にするためのコツ』

についてのお話・紹介をしてきましたが、

なかなか職場に恵まれずに

どうしてもうまくいかない、

施設側が協力的でないということも考えられます。

 

そんな時には無理をせずに転職を考えましょう。

では!どうすれば良い介護施設で働けるのか?

それは転職エージェントの活用が必須です。

良い職場、良い介護施設を介護士が自分で探すのはとても大変ですが、

転職エージェントは介護士ひとりにひとりに合ったホワイトな職場選びを

サポートしてくれます。

今働いている施設がブラックの可能性のある介護士さんは是非活用してみてください。

 

そして
私がおすすめする【転職エージェント】は

1つ目が『きらケア介護求人』

介護の仕事は一人で出来ないからこそ、【きらケア】さんは一緒に働く人との相性を大事にしています。給与などの労働条件だけでなく、職場の雰囲気とも合うことを重視した転職のサポートをしてくれます。気の合う仲間と働くことで仕事のストレスを軽減し長期的に働く、はたらく時間をより良いモノに変える転職に全力で注いでくれます。


2つ目が『しろくま介護ナビ』

残業が少なく、有休がとりやすい、名前のように「ホワイトな求人」を取り扱っている転職支援サービスです。コーディネーターの方が求人者と一緒に二人三脚で笑顔になれる職場をさがしてくれます。


 

3つ目が『かいご畑』

かいご畑さんで掲載されている派遣求人で就業が決定した場合には、介護の資格講座が0円になる「キャリアアップ応援制度」が利用できるのが特長です。介護資格が無い方から、介護経験者まで幅広い方が対象になっており介護士さんにとって優しい介護専門転職サイトです、こちらもコーディネーターの方が一緒によりよい条件に合った職場を探してくれますよ。


転職エージェントは会社によって求人数など特徴や良さがそれぞれ違いますので

いくつか登録しておくと便利です。

 

さいごに

さいごにおさらいです。

今回は『介護施設が新人教育を上手にするためのコツ』というテーマでした。

介護施設で新人教育が上手く出来ていない原因としては、

①オリエンテーション(OJTなど)が機能していない

②介助方法や業務方法の指導がスタッフ間で統一できていない

③新人さんの進捗状況についてスタッフ間で共有できていない

そして、

介護施設が新人教育を上手にするためのコツとしては

①教育マニュアルの作成と定期更新

②統一した介助方法や業務手順が教育できるように、日ごろからスタッフ間で統一を図る

③余裕をもって採用を行い、教育指導に時間を掛けられるようにしておく

という内容でしたね。

新人教育がしっかりと出来るシステム作りを行い、

介護士のみなさんが働きやすい職場環境をつくっていきましょう。

これからもお互いに無理をせずに、適度に楽しく介護を頑張っていきましょうね。



ABOUT ME
takezo
元営業マンの15年超現役介護福祉士。「良い介護をするには、介護士に笑顔を!」をモットーに介護士がうまくいく方法や考え方を発信しています。【経歴】大学卒業後に営業職を経験し介護士へ転職⇒介護老人保健施設や有料老人ホームでフロアリーダーを経験。介護士の人生が豊かになることを望んでいます。
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