どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。
医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。
宜しくお願いいたします。
それでは本題です。
介護士の仕事に従事する上で恐い事の一つは
食事中の誤嚥すなわち喉詰めなどによる窒息ではないでしょうか?
窒息に至らないにしても、
器官などに食べ物が入ってしまい
何度も咳き込み苦しんでしまい
肺炎を引き起こしてしまうといったケースもありますよね。
今回はそんな不安を解決するための
『介護中の誤嚥について介護士が心得るべき事』
についてお話をします。
Contents
高齢加齢に伴い嚥下機能は少しづつ低下していく
介護の仕事で恐い喉詰めによる窒息などの誤嚥事故、
自分で食べることができていた人が急に食べ物を喉に詰めて
窒息していまうといったケースも少なくありません。
実際に私も目の前で誤嚥して命に別状はないまでも
直ぐに吸引機を準備し看護師さんに連絡したといった経験を何度もしています。
直面したり、想像するだけでも本当にこわいものです。
こわいこわいと恐れるだけではいけませんので
まずすべきこととして、
介護を必要とする人しない人に関わらず
高齢により嚥下機能は少しづつ衰えていくのもであると認識しましょう。
私たちでも20代を境に肉体的にも機能が低下していくと同時に
嚥下機能も少しづつ低下しているのです。
「嚥下機能は自立している」という報告や申し送りがあったとしても
高齢者の方は皆誤嚥リスク(窒息死)があるということを
認識しておくことが必要です。
そこで実際に限りなく誤嚥リスクを低下させていくために
介護士が具体的に何をしていけるのかを紹介したいと思います。
介護中の誤嚥について介護士が心得るべき事
①利用者さんごとの嚥下機能レベルを把握する
まずはじめに挙げるのが
ご利用者ごとの嚥下機能レベルの把握です。
食事介助に関しては、多職種特にST(言語聴覚士)・管理栄養士や看護師・医師などの
嚥下状態のチェックが必要です。
脳血管疾患などの既往歴や生活歴を含めて
ご利用者の「食べ物を口に入れてから飲み込むまで(咀嚼と嚥下)」のペースを確認します。
そのうえでどのような食事形態(刻み食やソフト食、ミキサー食)が合っているのか
水分にトロミは必要なのかを決定し、
ご利用者ごとに誤嚥のリスクについて評価を行い
それに応じた食事席の調整も行います。
誤嚥リスクが高い方は出来る限りスタッフから見やすい位置に食事席を配置しておきましょう。
②食事介助時の留意事項を策定する
現場介護士さんのスキルアップの為にも
食事介助時のマニュアルを作成することをおすすめします。
「一回にどのくらいの量を口に入れるのか」
「飲み込みはどこを見て判断するのか」
「顔色などいつもと変わった様子は無いか」などです。
マニュアルの作成するにあたっては
嚥下のプロであるST(言語聴覚士)さんに相談をしましょう。
また嚥下機能の低下を予防、維持していくために
食事前の「嚥下体操」のマニュアルも作成し
誰でも実施が行えるようにしておくとよいですよ。
ご利用者の活気にも繋がります。
③誤嚥による緊急時対応の訓練を行う
食事介助時のマニュアルに合わせて
万が一に誤嚥事故が発生してしまった際の緊急時対応の訓練を行う必要があります。
どれだけ介護士さんが誤嚥のリスクを把握し適正な介助を行っていたとしても、
人間の身体なので誤嚥が起こってしまうことがあります、
それは仕方のない事です。
その時に焦らずきちんとした対応が行えるうように
定期的な緊急時対応の訓練を行うのです。
誤嚥事故は転倒などの事故に比べると発生頻度も低いですが、
起こってしまうと命に関わってしまう重要な事故につながります。
ですから事故の予兆を逃さずに適切な対応ができるように
日々から介護士のスキルアップを心掛けていきましょう。
場合によっては施設が施設内研修として定期的に取り組んでくれる可能性もあるので
責任者に相談や提案をすると良いでしょう。
介護士はご利用者の日々の変化を見逃さない
誤嚥などの介護中の事故は急に起こるものです。
ですが、普段近くで接している介護士さんだからこそ
予兆(普段とは違う変化)に気がつけることがあります。
日々からご利用者さんの状態を観察を行いながら
ご利用者さんが安全にすごしていけるようにしましょう。
職場に恵まれなければ転職を考えよう!
しかしながら、どれだけ誤嚥事故に心掛けて
介護士さんが頑張っていたとしても
恵まれない職場環境も残念ながら存在します。
少しでもおかしいなと思ったら
転職を考える事をおすすめします。
すぐに転職をしなくても介護専門の転職エージェントに登録しておきましょう。
おすすめする転職エージェントについて
1つ目が『きらケア介護求人』
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さいごに
今回は『介護中の誤嚥について介護士が心得るべき事』についてお話をしました。
介護現場において気をつけたい誤嚥事故、
高齢になれば少しづつ嚥下機能が低下していくということを理解したうえで
介護中の誤嚥について介護士が心得るべき事とは
①ご利用者ごとの嚥下機能レベルを把握する
②食事介助時の留意事項を策定する
③誤嚥による緊急時対応の訓練を行う
といった内容です。
介護士さん個人でもスキルアップを目指し
ご利用者さんも介護士さん自身も安全に
人生楽しく過ごしていける環境にしていきましょう。
介護の仕事は大変なことが多いかと思います、
くれぐれも無理をせずに適度に頑張っていきましょうね。
今回もありがとうございました。