どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。
医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。
宜しくお願いいたします。
それでは本題です。
世間ではよくブラック企業と言われるヤバい会社がありますよね。
介護業界でも同じく介護士の身体や心を蝕んでいく
ブラック施設が存在します。
今回は介護士の方に見て欲しい
『辞めた方がいい ブラック介護施設の特徴』
についてのお話をしていきます。
Contents
完ぺきな介護施設は存在しない
まず最初に申し上げたいのが、
完ぺきな会社や介護施設は存在しないということです。
介護士には人それぞれの価値観があり、
1人の介護士さんにとっては1番理想的な介護施設だったとしても
他の介護士さんにも同じように当てはまるかと言えばNOです。
何を職場・介護施設に求めているのかは介護士によって人それぞれですので、
すべての介護士にとって最高の職場・完ぺきな介護施設はないのです。
人の魅力と同じで、ある人にとっては居心地が良い人かもしれませんが
他の人には居心地が悪いということがあります、
それと一緒なのですよね。
その点を理解をしたうえで
介護士が働かない方がいい、絶対的にヤバい介護施設、
ブラックな介護施設の特徴を3つ紹介したいと思います。
ブラック介護施設の特徴3選
①企業理念が合っていない介護施設
1つ目として挙げるのが企業理念が合っていない介護施設です。
これは元々介護施設の経営理念が曖昧な表記であったり、
または立派な経営理念を上げているが名ばかりであり全くをもって現実味がない
達成しようとする努力が感じられないといったことです。
例えば企業理念として
「ご利用者にとってのより良いケアが提供できるように、介護士ひとりひとりが働きやすい職場環境を築きご利用者・スタッフすべてのひとが幸せになれるようにしていきます。」
があるとします、
素晴らしい介護施設の経営理念ですが、この理念が全く機能しておらず
全然介護士を大切にせずに、介護士のことを駒扱いして疲弊させていくといった介護施設があります。
今働いている施設の経営理念の確認を行い、施設側が本当に経営理念に対して本当に取り組んでいるのか
ご利用者に対しても、働いている介護士他スタッフに対しても
本気で考えて運営をしようと努力をしているのかを見てみる必要があります。
あまりに企業理念に反していたり、企業理念そのものがおかしな内容であったとするならば
その施設は辞めた方がよいと考えます。
施設の経営者や上司に
「施設を今後どうしていきたいのか?」
「介護士のことをどう思っているのか?」「介護で何を1番重要視しているのか?」など、
聞けるチャンスがあれば、施設の方向性に対する考え方について聞くべきです。
②残業がありきで運営が回っている介護施設
残業=ブラックというわけではないですが、
残業が常態化している、常に人手不足に陥っており
有休も使えず夜勤明けなどが常に残業を行い介護現場を回している
といった介護施設はブラックと言えるでしょう。
突発的なトラブル(スタッフの病気など家庭の事情等)で一時的に人員が不足し残業し
協力しあって現場を回すということはあります、
それは良いとして問題なのは
それとは別に離職等に伴う人員不足が常態化しているにも関わらず何の対策も取らずに
介護士を疲弊させて施設側は我関せずに利益を搾取していることです。
このことは介護士などがどう頑張っても現場レベルで改善はできません、
これは経営側の仕組み(システム)の問題であります。
考える気が無い変える気が無い施設側・経営者側の問題です。
1か月程度の人員不足で我慢を強いられることはあっても、
半年以上など人員不足が続き何の対策もなく残業を強いられるような
介護施設であればブラックに該当しますので辞めるべきです。
また、「みんなで残業して頑張り続けましょう!!」などの残業に対する美学として
捉えることもやめましょう。
③上司が最悪な介護施設
現場で働いていて、上司や同僚で
介護観を押し付けてくる、責任を押し付けてくる
介護施設はブラックである可能性が高いです。
上司にそんな最悪な人がいるとすれば、それを良しとしている更なる上の上司や
根本として教育ができていない施設が悪いということです。
上司に尊敬できる人がいないというのは大問題です、
それはイコール(=)施設の事を尊敬できない・信用できないということに繋がります。
我慢して他のフロアに異動すれば状況は変わる可能性はありますが、
組織は同じなので他のフロアでも同様な最悪な上司がいる確率は高いです、
我慢はぜずに辞めるべきだと考えます。
では、そういったブラックな介護施設で働いてしまったら
または、直ぐに気付くための
ブラック介護施設への対策について紹介をします。
ブラック介護施設への対策
①身体がおかしいと思ったらすぐに逃げる
昔の日本の美学として良く耳にしてきた言葉に
我慢・忍耐・根性論などがありますよね?
日本人は1つの会社に長く務めることが大切「石の上にも3年」なんて考え方がありますので、
我慢して働けば道は開けてくると思いがちですが、
それは間違いであり限界があります。
働いていて「あれ?この介護施設おかしい?」「残業が多すぎるし何の為に働いているか分からない」
などの疑問を感じ、身体に異変を感じたら出来れば感じる前に
さっさとその職場から逃げてしまいましょう。
逃げることは悪ではないので、すぐにでも逃げておさらばしましょう!!
②情報強者となり自分の身を守る判断が出来るようにする
大切なのは情報をしっかりと収集し、
「この介護施設はおかしい」「この介護施設より良い施設はあるんだ」
といった比べる能力、冷静な判断が真っ当な判断が出来る能力を身に着けておくことです。
身体がブラック介護施設に蝕まれる前に転職するという判断、
または入職する前にブラック施設かホワイト施設かを見極めるための嗅覚が必要です。
先に挙げたブラック介護施設の特徴の他に
簡単なブラック介護施設を見極める基準としては具体的に
- スタッフに笑顔や余裕がない
- 勤怠管理が適当であり、サービス残業が蔓延している
- 何かあった時にスタッフを守らない
- 離職率が高く長く働いている先輩スタッフが少ない
- 新人教育ができていない
- 有休休暇が全く取れない
などが挙げられます。
該当する内容が働いている施設にあれば、1度立ち止まりどうすべきかを考えてみましょう。
③転職サイトに登録を行い、いつでも転職ができる環境を整えておく
3つ目に挙げるのが転職サイト(転職エージェント)に登録をしておくことです。
登録をするのは面倒くさいなんて思ってしまいがちですが、
先述しましたように情報強者になり、冷静な判断基準を介護士自身が持つためには
転職サイト・転職エージェントに登録をするべきです。
介護施設は山のようにあり、今働いている介護施設が
自分にとって1番良い可能性は少ないです、
常に選択肢を広げてより良い環境を探していくことは
自分にとって必要なことです。
今は終身雇用が当たり前の時代ではありません、
転職をしてスキルアップ、ステップアップをしていく時代です、
自分の市場価値を高めてよりよい環境へ羽ばたきましょう。
では、介護専門の転職サイト・転職エージェントを活用する際の
おすすめを3つ紹介をします。
おすすめ転職サイト(転職エージェント)
1つ目が『きらケア介護求人』
介護の仕事は一人で出来ないからこそ、【きらケア】さんは一緒に働く人との相性を大事にしています。給与などの労働条件だけでなく、職場の雰囲気とも合うことを重視した転職のサポートをしてくれます。気の合う仲間と働くことで仕事のストレスを軽減し長期的に働く、はたらく時間をより良いモノに変える転職に全力で注いでくれます。
2つ目が『しろくま介護ナビ』
残業が少なく、有休がとりやすい、名前のように「ホワイトな求人」を取り扱っている転職支援サービスです。コーディネーターの方が求人者と一緒に二人三脚で笑顔になれる職場をさがしてくれます。
3つ目が『かいご畑』
かいご畑さんで掲載されている派遣求人で就業が決定した場合には、介護の資格講座が0円になる「キャリアアップ応援制度」が利用できるのが特長です。介護資格が無い方から、介護経験者まで幅広い方が対象になっており介護士さんにとって優しい介護専門転職サイトです、こちらもコーディネーターの方が一緒によりよい条件に合った職場を探してくれますよ。
介護求人に特化した転職サイトですので、
是非活用して転職に活かしてみてください。
さいごに
今回は『辞めた方がいい ブラック介護施設の特徴』についてお話をしました。
ブラック介護施設の3つの特徴としては、
①企業理念が合っていない介護施設
②残業がありきで運営が回っている介護施設
③上司が最悪な介護施設
です。
そして、ブラック介護施設に遭遇してしまった時、または遭遇しないための対策として
①身体がおかしいと思ったらすぐに逃げる
②情報強者となり自分の身を守る判断が出来るようにする
③転職サイトに登録を行い、いつでも転職できる環境を構築しておく
といった事が挙げられます。
この世には介護の仕事以外にも山のように会社・職場が存在します、
ブラックな職場に限らず、今の職場に満足できないと思うのであれば
どんどんと転職をしていくべきだと私は考えています。
これからも介護士さんが無理をせずに幸せな人生を歩んでいけるように
これからも適度に楽しく一緒に頑張っていきましょうね!!
それでは今回もありがとうございました。