どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。
医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。
宜しくお願いいたします。
それでは本題です。
介護士として働く際の雇用形態として、
正社員・パート社員・契約社員・派遣社員
などがあります。
そのなかで近年は派遣社員としての働き方も増えてきています。
何が違うのか?どんなメリットがあるのか?
と気にされている介護士さんも多いのではないでしょうか。
今回は疑問を解決する
『介護士が派遣社員として働くことのメリット5選』
についてお話をします。
Contents
派遣社員とは正社員と何が違うのか?
介護士の方で転職する際に、派遣社員という働き方に
興味を持っている方も多いかと思います。
私は正社員としてしか働いた経験がなく、
以前から派遣社員の介護士さんを間近で見ながら
皆さんは何故派遣社員という働き方を選んでいるのだろうと興味を持って見ていました。
そこで、まず派遣社員とはどういった働き方なのかを紹介したいと思います。
介護派遣とは、派遣会社と雇用契約を結んで、派遣先の施設で一定期間勤務する働き方です。
介護施設から直接雇用されるのではなく、雇用主は介護派遣会社となります。
派遣先の施設では、業務の指示がありますが、勤怠管理や福利厚生、給与支払いは派遣会社が担当します。
介護派遣とパート・アルバイト・正社員との違いについて、
介護派遣は派遣会社と雇用関係にあり、パート・アルバイト・正社員は勤務先の施設と雇用関係にあります。
働く勤務先は一緒でも、明確に違いがあります。
最も異なる点は、雇用期間です。
派遣施設と直接雇用であるパート・アルバイト・正社員は無期雇用と言い期限に定めのない雇用契約を結びます。
しかし、派遣では、通常2ヶ月〜の期間で雇用契約を結びます。
派遣スタッフと、派遣先施設で契約更新の意思があり合意した場合のみ最大3年を限度として延長できます。
大きな違いとして
派遣社員は雇用主が派遣会社であり、雇用期間が決められているということを理解して頂けると
分かり易いかと思います。
では何故派遣社員としての働き方を選ぶ介護士さんがいるのか
次に派遣社員として働くことのメリットを5つ挙げたいと思います。
介護士 派遣社員として働くことのメリット5選
①パート社員に比べて高時給で働ける
派遣を選ぶ理由の一つは、時給の高さです。
低賃金といわれる介護職ではありますが、介護派遣の時給相場は比較的高水準です。
派遣とパートを比較すると1.3倍程度の差があり、1000円~1500円での募集が多いです。
派遣では資格・スキルを重視するため有資格者になるほど時給が大きく上がっていき、
派遣会社にもよりますが、高いところで1700円~の高待遇の給料もあるそうです。
パートでは、介護福祉士 資格手当+50円とあまり時給を上げてくれないので派遣のほうがメリットが大きいのです。
②勤務時間帯など希望に合う介護施設で働くことができる
派遣であれば希望する勤務時間を伝えるだけで派遣会社が希望に合った介護施設を探してくれます。
「家事と仕事を両立したい」「副業にも力をいれたい」「資格の勉強に集中したい」
などの意向があれば、それぞれの生活スタイルに合わせた勤務時間を無理なく選ぶことが出来るのです。
日勤のみ、週3日だけ、短時間と希望のシフトで働ける派遣は人気があります。
また派遣には夜間に限定した夜勤専従の働き方もあります。
正社員であれば、夜勤と日勤が混在したシフトで大変ですが、夜勤専従であれば夜間のみなので生活リズムを作りやすいです。
夜勤専従は1日2万円~の日給が多いため、夜勤専従で生計を立てる人も少なくありません。
夜勤専従であれば、昼の時間を使って違う仕事に費やしたりされる方もいます
時間を有効活用したい介護士さんは、夜勤専従という働き方もありなのかもしれません。
私も現在インターネットで行える副業に取り組んでおり、
無駄なサービス残業を減らして、いかに効率よく時間を作って副業に取り組みたいと考えている
私と同じような考え方の介護士さんには合っているかと思います。
私はまだ正社員として働いていますが、副業が軌道に乗れば
派遣という働き方も視野にいれていくつもりでいます。
③合わなければ更新をしないという選択ができる
派遣の契約期間は2~3ヶ月毎の更新なので
合わない施設の場合は更新しないという選択が出来ます。
人間関係が悪かったり、施設方針に不満がある、仕事内容や仕事量が合わない
などを理由に辞めることができるのです。
トラブルがあっても派遣会社が間に入り強い味方になってくれます。
簡単には辞めにくいパートやアルバイト、正社員にはない派遣のメリットです。
派遣なら契約期間で更新せず別の派遣先へ切り替えれます。
また派遣社員の場合は、3か月や6か月間などと期間を決めて働くので、
短期間で多くの職場を体験できキャリアをたくさん積めるためスキルアップにも繋がります。
④サービス残業が少ない
介護派遣は残業少なめであり、派遣会社が雇用主であるためにサービス残業はできません。
勤怠管理を派遣会社がしているため、不正ができないのです。
また、正社員と異なり、派遣では、行事や書類関係を行わないため仕事量のコントロールが容易です。
よく正社員にありがちな周りが残っているから、仕方がなく一緒に残業する必要もありません。
高時給という理由もあり残業は依頼さることは殆どなく
派遣ではほぼ定時に正社員の方に「上がってください。」と言われて定時帰宅ができます。
⑤自分の意思で正社員へ雇用も目指せる
正社員転職を目指す人には職場を知ってから転職したい人もいます。
「次の就職は失敗したくない」と思う方におすすめなのが紹介予定派遣です。
直接雇用を前提に派遣として働き、双方の合意で派遣から正社員へ切り替えることができます。
採用時点でも派遣会社が仲介に入ってくれるため、雇用体系・給料の交渉を行ってくれます。
正社員採用としておきながら、契約社員だった事例も少なくありません。
派遣会社が仲介に入ってくれることで安心して正社員を目指せます。
派遣社員のメリットについて紹介をしましたが、
メリットがあれば必ずデメリットは存在します。
次に派遣社員のデメリットについても紹介をします。
介護士が派遣社員で働くことのデメリット
①ボーナスがないので正社員より年収が低い
介護派遣は給料が高いのですが、昇給や賞与(ボーナス)が見込める派遣会社は多くありません。
パートと比較すると給料は高くなりますが、正社員と比較すると年収で負けてしまうのです。
年収が高いのは正社員で、派遣は「お金」より「自由度の高さ」を優先した働き方と言えます。
働き方の自由よりも年収を重視する場合は、正社員で働く方が良いです。
②派遣先の都合で更新を打ち切られる可能性がある
人材不足から介護派遣の需要が拡大していますが、
あまりに介護士として使えないと判断された場合は更新されません、
つまり、派遣切りにあうということです。
介護施設は無資格・未経験からでも募集をかける施設がある一方で即戦力を求めています。
介護施設としては、施設毎の方針は異なっても基本的な仕事内容はどこでも一緒ですから、業務が出来て当たり前として派遣を利用しています。
即戦力が欲しいのに指導に時間を要する、急募で募集したのに即戦力として働けない派遣なら、高い給料は無駄となるわけです。
有資格者の募集で高時給であるほど、派遣の交代を要求される傾向にあります。
介護派遣は有期ですから、雇用側の都合で契約期間が終わります。
3ヶ月更新でこちらが長く働きたいと思っても施設側が派遣を必要としなければお仕事がなくなります。
更新を派遣の介護士自身が選べるというのはメリットではありましたが、
派遣社員の都合でなく施設側の都合で終了する点ではデメリットになります。
③人間関係の構築が難しい
派遣は有期雇用の働き方なので、一定期間の働き方となります。
期間が来るたびに別の施設に行かなければならないので人間関係の構築を一からしなければなりません。
人付き合いが苦手な方には職場が変わる派遣は大変でしょう。
ここまでに介護士が派遣社員として働くことの
メリット・デメリットの両面をご紹介しましたがいかがであったでしょうか?
やはり良い面の悪い面もあり、合う人には合うといった働き方になるかと思います。
特にこれからのご時世では終身雇用は崩壊し、
副業も解禁されている時代ですので
派遣と副業を兼ね備えた働き方で成功を収める介護士さんもでてくるのではないででしょうか。
では実際に、派遣社員と働く場合にはどうすればいいのか?
それは良い介護派遣転職エージェントを活用しましょう!!
おすすめ介護転職エージェント会社
わたしが介護派遣の転職エージェントとしておすすめするのは
1つ目が『きらケア介護求人』
介護の仕事は一人で出来ないからこそ、【きらケア】さんは一緒に働く人との相性を大事にしています。給与などの労働条件だけでなく、職場の雰囲気とも合うことを重視した転職のサポートをしてくれます。気の合う仲間と働くことで仕事のストレスを軽減し長期的に働く、はたらく時間をより良いモノに変える転職に全力で注いでくれます。
2つ目が『しろくま介護ナビ』
残業が少なく、有休がとりやすい、名前のように「ホワイトな求人」を取り扱っている転職支援サービスです。コーディネーターの方が求人者と一緒に二人三脚で笑顔になれる職場をさがしてくれます。
3つ目が『かいご畑』
かいご畑さんで掲載されている派遣求人で就業が決定した場合には、介護の資格講座が0円になる「キャリアアップ応援制度」が利用できるのが特長です。介護資格が無い方から、介護経験者まで幅広い方が対象になっており介護士さんにとって優しい介護専門転職サイトです、こちらもコーディネーターの方が一緒によりよい条件に合った職場を探してくれますよ。
できれば複数登録しておくことをおすすめします。
3つともに介護求人に特化した転職サイトですので、
是非活用して転職に活かしてみてください。
さいごに
今回は『介護士 派遣社員として働くメリット5選』についてお話をしました。
派遣社員のメリットととしては
①パート社員に比べて時給が高い
②勤務時間など希望に合う介護施設で働くことができる
③合わなければ更新をしないという選択肢も出来る
④サービス残業がない
⑤自分の意思があれば正社員雇用も目指せる
があり、逆に派遣社員のデメリットとしては
①ボーナスが無いため正社員に比べて年収が低い
②派遣先から更新を打ち切られる可能性がある
③人間関係の構築が難しい
があります。
派遣社員は介護施設側から高時給でもいいから期間を決めて即戦力として働いてほしいという思惑があります、
派遣という働き方は高時給で好きな時間帯を選んで働けるといったメリットがありますが、
その反面施設側からも期待をされているという事を十分理解して
派遣社員という働き方を選択していく必要があります。
介護という仕事は大変な仕事ですがやりがいもあります。
正社員、パート、アルバイト、派遣など働き方に関係なく
これからも無理をせずに適度に頑張っていきましょう。