どうも、はじめまして。現役介護福祉士のtakezoです。
私は営業職から介護業界へ転職し現在15年目です。
医療器販売の営業、介護老人保健施設、有料老人ホームといったこれまでの経験をもとに介護を中心とした情報を発信しています。
宜しくお願いいたします。
それでは本題です。
介護のお仕事をしていれば
必須である高齢者の方とのコミュニケーション。
「どんな話題で話せばいいのか分からない」
「認知症の方への対応が分からない」
といった悩みを抱えている介護士さんも多いのではないでしょうか?
今回はそんな悩みを解決する
『うまくいく高齢者とのコミュニケーション方法』
についてお話をしたいと思います。
Contents
意外と多い!!高齢者の方とのコミュニケーションの悩み!!
介護施設などの介護現場では必須である、高齢者の方へのコミュケーションスキル。
コミュニケーションスキルと言うのは、勉強ができるできないで決まるのものではありません。
高齢者の方へのコミュニケーションの取り方が良く分からずに、
会話がなかなか続かずに盛り上がらないと悩んでいる介護士さんも意外と多いのです。
高齢者の方は100人いらっしゃれば、100通り性格や身体の特徴・問題も異なります。
例えば認知症がある方や、耳が遠い難聴の方、男性で頑固の方などなど
その方ひとりひとりに応じてコミュニケーション方法を工夫する必要があります。
コミュニケーションが上手くいき、高齢者の方と楽しく信頼関係も築くこともできれば、
もちろん高齢者の方へも良い事ですし、介護士としても仕事冥利に尽きるというわけです。
では、実際に上手くいく高齢者の方へのコミュニケーション方法について
どんな方法があるのかを紹介をします。
高齢者の方へのコミュニケーションが上手くいく方法
まずはじめに
①愛嬌のある笑顔は鉄則
特に介護の仕事をしていて必須なのが笑顔です。
それも愛嬌のある笑顔。
人は会話をするときに、必ず顔を見ます。
この人はどんな人だろうと視覚的情報で安全な人かを識別するのです。
愛嬌のある笑顔と、ムスっとした無表情な人がいればどちらと会話を楽しみたいか?
殆どの人が前者を選択するかと思います。
高齢者にとって介護士が笑顔かどうかというのは本当に大切なポイントなのです。
私はタレ目であり、別に笑っていなくても笑っているような顔をしているのですが(泣笑)、
その点に関していえば介護の仕事は私にとって天職ではないかと思っています(笑)。
笑顔が苦手な方は、鏡の前で『ウイスキー!!』と声に出し
口角をあげて笑顔を作る練習をしましょう。
練習をすることで、自然と口角があがり笑顔がでるようになりますよ!!
②低めの声、大きめの声で話す
女性の方が多い介護職において、
大きい声で高齢者の方へ話しかけているのに反応が薄い
なんてことはないですか?
高齢者の方は若い人に比べて高い周波数の音が聞こえにくくなります。
検温を実施しているときに『ピピッ』と音が鳴っているのに気が付いていないことがあると思いますが、
そういった高い音が聞こえにくいのです。
出来るだけ低めの大きい声でゆっくりと話すことで
高齢者の方へは伝わりやすくなります。
声が聞こえないというの高齢者の方へは不安を与えてしまい、
会話も繋がりにくくなってしまいますので、
低めの声で話をするように心がけてみてください。
③聞き上手になる
どうしてもコミュニケーション、
高齢者との会話となると、
介護士自身がいっぱい話をしなくては
と思いがちですが、それは間違いです。
コミュニケーションの切り出しとして介護士がまず話すことは必要ですが、
基本としては高齢者の方に思う存分に話をしてもらうことです。
高齢者の方は短期記憶(最近の近い記憶)が難しくなり、
何度も同じを話を繰り返すことも多いですが、
楽しく話をしているのであれば、「さっきその話は聞きましたよ」と話を遮るのでなく
毎回新鮮な反応で聞いてあげましょう。
そしてどんな話においても
「そうですねー!!」「へぇー!!」などの共感を交えた相づちをして
高齢者の方が楽しく話をできる間合い・空間づくりをしましょう。
これは、介護の仕事だけでなく
日ごろのプライベートでも活用ができるかと思いますので是非試してみてください。
④リアクションを大きくする
高齢者の方は、視覚や聴覚が加齢に伴い衰えてしまう分、
会話相手の介護士が声だけの反応だけでなく、
ジェスチャーなど大きくリアクションをとることが大事です。
話を聞いてもらえているという安心感にも繋がるし、
オーバーリアクションにより一笑い生まれるかもしれません!!
高齢者の方の笑顔がひきだせれば、もう最高ですよ!!
オーバーリアクション!!試してください。
⑤認知症の方の場合は、相手の世界観に合わせる
認知症の方は、過去の記憶など現実とは違う話を一生懸命に
介護士にしてこられることも多いです。
例えば、介護士の事を子供や知人と勘違いしていたり、
施設の事を学校と思って介護士に「先生!!」と言ってこられたりと。
その場合が状況にもよりますが、
否定をせずに認知症の方の世界観に入り込みましょう。
否定をすると、認知症の方は不安感が増して、ずるずると認知症状が悪化してしまい
心を閉ざしてしまう可能性もあります。
世界観に入り込み、高齢者の方に危険が無い程度に、コミュニケーションを楽しみましょう。
認知症があって忘れてしまうだろうと思っていても、
実際には信頼関係は忘れずに残っていて、介護士とのコミュニケーション(相性)
が引き続き良好のままであったということも良くあります。
では、次に高齢者の方へのコミュニケーション時の注意点について紹介します。
高齢者の方への声掛けの注意点について
①上から目線では話さない
高齢者の方に上から目線で声掛けをしてしまっている介護士さんは意外と多いものです。
どうしても閉塞された空間、介護という家庭にもよく似た空間
というのもあって、家族のように
介護士が高齢者の方を自分のお婆ちゃんのように
会話をしてしまっています。
やはり高齢者の方は人生の大先輩であり
介護の仕事においてお客様であるという
大前提を常に頭にいれた声掛けが必要です。
②介護士の話が一方通行にならないようにする
これも良くありますが、
高齢者の方が聞き役になっていて、介護士が延々と世間話や
時事などについて見解を話しているケース。
これは良くないですよね、取っ掛かりで介護士が話題を提供したとしても
「○○さんの時代はどんな感じでしたか?このことについてどう感じます?」
など、相手が話をし易い質問を投げ掛けて、出来るだけ高齢者の方に話をしてもらいましょう。
たまに聞く方が好きという高齢者の方もいらっしゃるとおもうので
その時はバランスを考えながら、会話を繰り広げていきましょう。
③苦手な方を作らない
ここは本当に難しいです。
異性の問題であったり、外見の問題であったりが出てくるケースもありますので。
ただし可能な限り、苦手を少なくする努力は必要です。
「あの方は私には性格的にあわないので無理です」ではなく、
誰にでも相応の対応をしていける必要があります。
その中で得手不得手というのはあると思いますが、平均的に
誰とでもコミュケーションを図れるスキルが必要です。
介護士は演者になることも必要である!!
ここまで介護士の方が上手くいく高齢者の方とのコミュニケーション方法についてお話をしてきましたが、
介護士は演者になることも必要であるというお話も加えたいと思います。
映画やドラマに出ている俳優さんのように
高齢者の方の状況に応じて、介護士は演者になるのです。
過去に教師の仕事をしていた高齢者の方が、先生のような話をしているときは
生徒になりきって話をきいたり質問をしたり、
認知症の方が介護士を孫と勘違いしていたら孫になりきって会話を楽しんでみたり、
色々な状況におうじて介護士が演者になれるスキルは役立ちます。
演者になることで、ご利用者の今まで気が付かなかった性格や生活歴を発見するこが出来ますし
これも高齢者の方と介護士の信頼関係にも繋がります。
なので、恥ずかしいかもしれませんが、
介護士の方は演者になることおすすめします。
さいごに
どれだけ、コミュケーションスキルを磨いても
介護現場においてどうしようもない
良くない働きずらい職場は存在します。
そんな時には転職を考えましょう。
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これからも一緒に適度に楽しく介護人生を過ごしましょうね!!!